礼拝諸団体報告

アッシャー
二〇〇四年度は総勢二四名(男性十四名・女性十名)の方々の献身的なご奉仕により、何とか無事役目を果たすことが出来ましたことを心より感謝しております。
 アッシャーの仕事は、来られた方々が教会玄関に足を踏み入れられた時から始まって退出されるまでのご奉仕と思っております。毎年のことですが、私たちが特に心しておりますのは未信者や初めての方々への対応(もてなし)であります。何回か来られた未信者の方々へは「一日でも早い洗礼・堅信を」、初めての方へは「もう一度教会へ行ってみたい」と思って下さるよう心から願いながら奉仕させていただいておりますが、特に「初めての方」が来られた時には、礼拝などの説明をしていただきたく皆さんのお隣に案内させていただくことがありますので、ぜひご協力をお願いします。
去る二月十二日の研修会で二〇〇五年度につき活発な意見交換がなされ、その中でもやはり始めて来られた方や未信者へのもてなし(宣教)が大きな関心事でした。宣教の基本のところで非常に重要な問題でありますので、私たちは二〇〇五年度も地道に取り組んで行きたいと思っております。
今年度、小寺治雄・江見龍太郎の両兄が新しく加わり、たいへん喜んでおります。また、他の信徒の方からの奉仕の申し出が加わることを願っております。

オルターギルド
 現在、十二名のメンバーで礼拝の準備と後片づけの奉仕をさせていただいております。昨年度は古本主教退職感謝礼拝と中村主教按手・教区主教就任式と二つの大礼拝のお手伝いをすることで、そこに携わる教役者、ご奉仕をする方々の苦労される姿を拝見するにつけ、礼拝することの大切さや祈る気持ちなど教えられることも多々あり、奉仕するなかで神のお導きを感じることもできました。
 今年は、昨年末で二名の方がお休みすることになり、新しいメンバーを迎えての出発となります。まだまだ、活動に自信が持てなかったり、奉仕するなかで祈りする心を忘れていたりと、不十分なところもあり、秋には一泊二日でナザレ修女会の修女さまをお招きしての講習会を予定しております。
 より一層真摯な態度で奉仕活動をしていきたいとおもっております。
※今年度予定
三月十三日(日)礼拝後
      棕櫚の十字架作成三月十四日(月)十時三十分
      イースター前の洗濯
三月二十日(日)礼拝後
       棕櫚の十字架配布
三月二七日(日)イースター
五月 九日(日)十時三十分
   聖霊降臨日前の洗濯・掃除
五月十五日(日)聖霊降臨日
九月二六日(月)十時三十分
   教会記念日前の洗濯・掃除
十月 二日(日)教会記念日礼拝
十二月十九日(月)十時三十分
   クリスマス前の洗濯・掃除
十二月二五日(日)
         クリスマス
 十月五日〜六日、オールターの研修会を予定しておりますので、ご協力よろしくお願いします。また、くわしい事がわかり次第お知らせいたします。
 尚、ご意見ご希望等ありましたら、いつでもお寄せ下さい。

聖歌隊
例年聖歌隊は棕櫚の主日、復活日、聖霊降臨日、教会記念日、諸魂日、降誕前宵祭、降誕日に奉仕させて頂いていますが、昨年は教区の主教着座式(4月)に、また今年1月の大震災十周年記念礼拝にも奉唱の機会を与えられました。その間、岸下さん(ソプラノ)、鎌田さん、上野さん、岩本さん、松原さん(いずれもオルガン)の協力・奉仕を頂きました。殊に本教会のオルガニスト佐藤さんは昨年中4、5回盛儀の礼拝での聖歌隊の奉仕を支えて下さいました。
 定例の練習は毎水曜日午後六時三十分から行っています。また臨時に大祝日直前の主日礼拝終了後練習することもあります。礼拝でオルガンを担当される中村真理さんが聖歌隊を指導しておられます。真理さんは声楽家としての学術を修め(専門声種はソプラノ)、教会音楽の見識も高く、聖歌隊としては願ってもない指導者です。発声、音高(イントネーション)、歌詞の発音、ブレス、リズム等の細々とした基本から、強弱法、フレージング等の表現に至るまで、曲に応じて誠実にまた献身的に指導して下さいます。
 私どもの聖歌隊の現状から見て、ソプラノ・パートが尤も充実しています。指導者自身の専門声種であるうえ、同じパートの中村香さんが正確無比のイントネーションとリズムで歌われますので、触発されたパート全員が美しく歌います。指導者もこのパートには、他のパートへの要求よりも高いものを要求されているように思われます。ソプラノ・パートは私ども隊員の誇りですが、残念ながら他の三パートは相対的に非力で、殊に男声は高齢化が進んでいます。最近若い男声が加入しましたので、将来への期待は繋がりましたが、現在聖歌隊は切実に成員不足に悩んでおり、欲を言えば、もっと多くの専属隊員を確保したいところです。とは言え、これは一朝一夕では解決できません。
 今年度も聖歌隊は昨年度とほぼ同じ予定で奉仕いたします。先日、一教会委員から「どうして聖歌のテンポが緩んで行くのか。会衆がもっと正確に歌えるように教育して欲しい」旨のご批判を頂きました。聖歌隊も色々な難題を抱えていますが、技術あるいは信仰上の難問を逐一乗り越えて、教会員の皆様の厳しいご批判を有り難いご助言と受け止め、聖堂に集う皆様と一体となって主への感謝、賛美、祈りを捧げることが出来るように、練習に励んで参ります。そしてやがて、教区聖堂としての模範的な礼拝の一端を担うことが出来るようにと願っています。

サーバー・アコライト
 昨年のメンバーは五名で、主日聖餐式には何とか三名、つまり、十字架奉持者、トーチ奉持者を確保できました。
 特質すべき昨年の出来事は4月4日、棕櫚の日曜日から香の使用が開始されたことです。以後聖霊降臨日、教会記念日、クリスマスには香が用いられました。平行してゴスペル・ブックの使用を開始し、これに即した所作の練習を実施してきました。「奉仕と礼拝」を奉仕者に配布、ここから多くを学びました。洗練された聖餐式を献げるため、不断の努力と訓練が今後とも求められます。四月より與賀田兄が神学校に入学し、欠員が生じますので、奉仕者を求めております。


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